セミナーハウス(その8)

さて、昼食前の短い時間であったが久しぶりに彼と密度の濃い会話ができた。きちんとした会話であった。また、高校生数十名がここで勉強していることをいい、何か話しに来ないかと誘った。そして僕の担当する時間帯を伝えて別れた。食堂には、大学のサークルや研究機関のような名札が机に置いてある。例外は一校だけであった。食事はセルフサービスであり、我々も他団体と同様に来た順に小グループ毎纏まって食べ始めた。器の割りに食事は良かった。後半に来る生徒達もいた。食べ終わると自然に食器をまとめて片付けをする。さすがだなとそこは感心した。館の外では男子の十名くらいがどこから調達したのかバスケットボールで遊んでいた。巨大な楔の脇の高いところにバスケットゴールが一つ設置してあり、仲間が入れると、「おー」とか「おいおい」とかはやし立てた。勉強から解き放たれた束の間の自由を思い切り楽しんでいた。お互いに思い切り声を出して気持ちよさそうであった。近くで関さんも眺めていた。そして、しっかり遊んで満足したのか自然に午後の学習に移っていった。夕食時は、入浴の時間と合わせて90分とったが、皆適当にシャワーで済ませたようだ。ハウスのご厚意で女生徒用に貸し切りの風呂を用意して貰ったが必要なかった。セミナー室では夕食を済ませた数名の生徒が既に何やら勉強していた。